出産を3回経験した私。
3回入院して経験したこと、入院中にこれはしておいた方が良いと感じたこと、入院準備で持っていけばよかった物など…
出産を控えてる方の為に出産入院でのアドバイスをまとめてみました。
目次
出産入院中に必要になったアイテム3つ
妊娠後期になれば、そろそろ入院準備をしなければいけません。
37週を超えるといつ陣痛がおきてもおかしくない時期に入ります。何が必要で不要かは、出産する産院によって違いますので事前に調べておく必要があります。大抵の産院では妊娠36週頃にある助産師外来にて入院で必要な物は教えてくれます。
ただ、病院側から用意するように言われた物以外に「入院中これがあったらよかったのに…」と思った物もありました。
そんな入院中に必要になったアイテムについてまとめてみました!
入院中必要だったアイテム!その1「ストロー」
赤ちゃんを産む為に必ず通る道。陣痛。
陣痛との闘いは思っている以上にきついです。
私も3人出産しましたが、3人陣痛がはじまるタイミングや出産までの時間がバラバラ。
特に初産だと、陣痛から出産までかかる時間は10時間以上はかかります。人によっては3日間、陣痛で苦しむ人も…
陣痛は定期的に痛みを伴い、その痛みからママの体も消耗していきます。
ただでさえ、歩くのもやっとなほどの大きなお腹。痛みが加わるとさらにしんどい。食事もうまくとれない人もいます。
その中でも水分補給はとっても大事。
そこで活躍してくれたのがストローです。
大きなお腹に陣痛…
ベッドに横になってると水分を摂るのが一苦労。でもストローがあると、しっかり水分も楽に摂ることができました。(過去にこれほどストローが大事!と思ったことはないw)
出産入院で誰も教えてくれないグッズのひとつ!是非ストローを1本、用意してみてください^^
産後の疲れ切った体での水分補給でも活躍してくれました。
あいみん
入院中必要だったアイテム!その2「骨盤ベルト」
産後の体は骨盤が開いた状態になっています。その為、歩くのもやっと…開いた骨盤は様々なトラブルを引き起こしてきます。
骨盤を矯正してくれるベルトやコルセットがあると、その痛みも少し軽減されます。
また、開いた骨盤を締めるには産後すぐに矯正するのがベスト!整骨院の先生からも「産んだらすぐに骨盤矯正ベルトしてね」と言われたほど。
開きっぱなしになってるゆるゆるの骨盤は、体の軸がずれてしまって腰痛を引き起こしたり、産後なかなか痩せない下半身太りの原因にもなります。
骨盤矯正のベルトはネットや赤ちゃん本舗や西松屋などで購入できます!(私はラクダーネという骨盤矯正ベルトで引き締めてきました!)
あいみん
入院中必要だったアイテム!その3「歯磨き粉」
忘れがちなアイテム!歯磨き粉!
産院によっては歯ブラシセットを用意してくれてますが、アメニティグッズとして用意されてる歯磨き粉って少量なんですよね。1日で使い切ってしまうほどの量。入院中、歯磨き粉が足りなくなって母親に持ってきてもらうように頼みました>< 2人目からの出産は欠かさず用意していきます!

出産入院中に「不要」だった物
出産で入院中に必要だったアイテムもあれば、準備していたけど結局不要だったアイテムもあるのでまとめてみました。
入院中不要だった物「お金などの貴重品」
私はいつも持ち歩いてた財布を持って行ってたんですが全く必要ありませんでした。
入院中は部屋を出入りすることが多く、各部屋に鍵はあったんですが、自分以外に助産師さんも出入りすることが多いし部屋移動をすることもあり貴重品を気にしてる余裕なんてない。
陣痛がきた時も分娩室に持っていくなんてことできないし、自分で貴重品を管理することはできません。
貴重品の中でも、お金(財布)は全く必要ありません。
というのも、入院中で何かを購入することはまずない。
お見舞いにきてくれた人に、産院内にある自動販売機で飲み物を購入するくらい。
なので、小銭程度で十分です。
お金が必要になるのは退院日。
入院費用の支払いが必要になる時だけでした。退院前日に旦那さんにお金を持ってきてもらいました。
お金の他に私の場合は
- 食べ物
- 産褥ショーツ
が不要でした。
食べ物は、旦那さんや両親が手土産で買ってきてくれるのですが、産後は疲れ切ってて食欲なんてない…まだまだ大きな子宮に圧迫された胃でたくさん食べられない。母乳をしっかり出す為に食べないといけない!!なんて、母親はたくさん食べ物を買ってきてくれたけど、結局食べきれず処分することになりました。
あとは産褥ショーツ。
これは産院によって、病院側で用意してくれる枚数が決まってるはずです。事前に確認が必要です。
私の産院では産前と産後の2枚用意してくれていました。
私は5枚持参してたんですが、入院は3泊4日だったので2枚で十分でした。(産院によって入院期間は異なります。また、初産婦か経産婦でも違います!事前に確認を!)産褥ショーツって退院後は使うことないし、購入すると結構高いんですよね。5枚も購入して勿体ないことをしてしまいました…
出産入院中に気をつけたいこと
次に、出産入院中にこれだけは気をつけた方が良いよーということをまとめてみました。
3人の出産で同じことを感じています。
入院中は助産師さんに頼りまくってほしい
入院してる=自分の体は万全ではない
これは常に心に留めて入院中を過ごしてほしい。
出産前はこれから命がけの出産が控えてます。体力を温存させる為にも、少しでも体に異変を感じたり不安に思ったら助産師さんに相談すること。
命がけの出産を終えた体は外見や心は元気でも実はかなり消耗してる。産後はとても大事なんです。
痛いところがあれば痛い、しんどければしんどい、眠ければ寝る!
とにかく無理をしてはいけません。
助産師さんはちゃんと理解してくれています。
母子同室にこだわらない
産後、入院中の自分の部屋に赤ちゃんを連れて一緒に過ごすかどうか…これは自分で選択できます。(ただし産院によって違う場合もあり)
私の入院していた産院では、ママの体調次第で同室にするかどうかを自ら選択できるようになっていました。
例えば、
- お見舞いにくる人に赤ちゃんを見せたい、抱っこさせたいからその時だけ同室にする
- 産後すぐから完全母乳で育てたいから母子同室にする
- 体がしんどいので入院中は母子同室にはしない
など、同室にするかどうかの判断は様々。
ちなみに私の場合、1人目の時は何もわからず「なるべく自分でお世話した方が良いんだ」なんて、勝手に思い込んで産後2日後から母子同室に。2時間起きに赤ちゃん泣くし、産後の疲れ切った自分の体とお世話でしんどかった記憶しかありません。
しかも、退院したらエンドレスの育児が待っている。入院中、助産師さんにもっと甘えればよかったと後悔しました。

2人目からは「入院中は産院に頼りまくる!」と決めていたので母子同室にこだわらず自分ペースで。
ただ、母乳が産後2日からいっぱい出るようになり赤ちゃんに飲んでもらわないと乳腺炎になりそうだったので泣く泣く同室に…産後2日後から母子同室でした。
3人目は妊娠中から決めていた。「何があろうと母子同室はしない!!」とw
なぜなら、退院したら3人の子供のエンドレス育児が待っている。誰かに甘えられる環境はもう当分無い!(里帰りもしなかったので)
産後は絶対無理はしてはいけない。1人目2人目でしんどかった経験から、3人目は入院中ずーーーっと助産師さんに赤ちゃんのお世話をお願いしました。助産師さんも「入院中はしっかり甘えて!お母さんはゆっくり休むべきよ!」と言ってくれたのでほっとしました。
完全母乳にこだわらない
出産という大きな仕事を終えたママに待っているのは赤ちゃんのお世話、3時間おきの授乳です。
でも産まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいをうまく吸うことができないので、3時間おきと言わず1時間・2時間おきにおっぱいを欲しがります。初産婦さんの場合、母乳も思うようにでない人も多い為「自分は母乳がでないのではないか」と不安になる人も多いようです。
赤ちゃんに母乳を必ず飲ませないといけない!
なんて、力を入れすぎないでほしい。そういう不安な気持ちがストレスとなり、逆に母乳の作りを悪くする原因にもなるそうです。
確かに、母乳の持ってる栄養は人工的には作れないほど高いそうです。
でも、産後時間をかけて混合から完全母乳に切り替わる人だっています。(そういう人の方が割合としては多い)
私も無知だった1人目の、「母乳じゃなきゃダメ」なんて、周りと比較したり母親からプレッシャーをかけられたり、とにかくしんどい授乳のしかたをしていて、心も体も疲れ切った記憶しかありません。
入院中は完全母乳にこだわらず、母乳で足りていなければミルクをプラスして、赤ちゃんとママの体を一番に考えることが大事だと思います。
面会は無理をしない
出産入院中の親族や友達の面会は無理をしてOKしないこと。
産後の体は自分が思ってる以上に消耗し傷だらけ。旦那さんや親であれば、多少しんどい姿を見せれたとしても、気を使ってしまう友人や親族が面会にくるとなればもちろん少しでも無理をしてしまうもの。
私も1人目出産の時、友人が次々にお見舞いに来てくれたけど、来る度に動いたり気を使ったりして夜にはぐったり…
しんどい思いをしました。何度も言いますが産後は自分が思っている以上に体は悲鳴をあげています。無理をしてしまうと産褥熱を出したり、今は大丈夫でも更年期にトラブルを引き起こす原因になってしまうようです。
面会はほどほどに…無理のない程度でおさえておくこと。
ちなみに私は3人目出産の時は妊婦の時から周囲に
「面会はNGだからー」
ときっぱりお伝えしておきました。おかげで入院中は何も気にせず自分の体と心のことだけ考えてゆっくり過ごせました。
赤ちゃんを早く見せたい自分の思いと、お見舞いに来てくれる人の気持ちはとてもよくわかりますが、退院してから家に来てもらうことだってできるはずです。
退院に向けて入院中しておくこと
入院中は入院のことだけ考えればいいのではないんです。退院に近くにつれて、退院後の赤ちゃんとの育児ライフについて少しでも頭にいれておいた方が後々楽です。
必要な薬は入院中にもらっておく
産後の体で不調なことは全て病院で解決して薬をもらっておくことが大事。退院してからは赤ちゃんのお世話と自分の体が万全ではないので外出するのも一苦労なんです。
例えば
- 出産で痔になってしまったので薬出してもらう
- 便秘が続くので薬出してもらう
など…産後のトラブルでよくあること。お薬をもらっておくと安心ですよね。
おっぱいチェックをしてもらっておく
授乳が思うようにできていない人は、入院中に助産師さんにおっぱいチェックをしてもらうことをおすすめします!
初産婦さんは授乳の指導を受けるかと思うのですが、退院前にも気になることがあれば相談しておくべきです。
私は産後あまり出なかった母乳に不安を感じ、退院前日、助産師さんにおっぱいマッサージをお願いしました。
すると!!!
退院したその夜、おっぱいが張ってきて沢山母乳が作られました。あの時の感動は忘れられません!
自分でおっぱいマッサージはできますが、手慣れた助産師さんにお願いするのが確実だと感じました。
おかげで退院してから授乳がスムーズにできるようになりました。
退院後の生活を考えて行動する
入院していると入院中のことしか考えていないと思いますが、退院したらハードな毎日が待っているんです。
24時間赤ちゃんのお世話。そして自分の身の回りのこと、家事に育児!
入院中、勝手に出てきた三度の食事。これも退院したら自分で作らねばいけない。
里帰りや、誰かお手伝いに来てくれる場合は別だと思いますが、それでもいつかは1人でやっていかねばならない。
産後すぐ買い物などの外出はできないので、入院中に退院後必要だと思うものをチェック!
例えば、母乳が思うように出なければミルクの準備が必要です。購入はネットで調べて退院日に届くように手配したり、食品などの購入はネットスーパーなどに頼ったりと、退院後の生活を想像して必要に感じるものを入院中にネットで準備しておくと大変便利です。
まとめ
産院によって、産後の入院生活や育児の指導は違ってくると思いますが少しでも頭の片隅においておくと気持ちも楽だと思います!
何より、出産を控えてるママに必要なことは心をリラックスさせるということ!
無理をせず入院中も楽しく過ごせると良いですね。