新生児黄疸と授乳の関係<体験談と対処まとめ>

新生児黄疸と授乳の関係

3人の子供を出産したのですが、全員、黄疸数値が高く出てしまい光線治療をしました。
「黄疸も遺伝がある」
という話を聞いたことがあったので、1人目の時は不安いっぱいだったんですが、2人目、3人目と数値が高いと慣れてくるもの…「あぁ、、また光線治療で赤ちゃん一泊入院かー」と。
光線治療をすると、だいぶ数値も下がり、全員一泊入院で退院できました。黄疸で心配すべきは赤ちゃんの黄疸数値だけでなく、黄疸と授乳との関係です。

赤ちゃんを一泊させる=授乳ができない

ということは、出始めているおっぱいを中断せざるをえない。もしくは、3時間おきに赤ちゃんの入院している病院に行って授乳をせねばいけません。

私が経験した赤ちゃんが黄疸が出た時の授乳

1人目の黄疸と授乳

待望の1人目。39週で2900gで産まれました。

はじめての出産。それは退院日当日でした。
退院診察にて

「赤ちゃんの黄疸数値が高いので、光線治療を行います。赤ちゃんは一泊入院してもらいます」

ええええええーーーーーー!!!今日退院できないの!?
当日知らされた赤ちゃん入院。まさかの出来事に不安いっぱい。黄疸っていったいなんなの!?

その頃、出産して5日目だったので母乳も作られはじめていました。おっぱいがパンパン!でも、これもはじめての事で、
「なんだかおっぱいが痛い…」
助産師さんに診てもらうと
「なんでこんなんになるまでほったらかしにしてたの!?」
と怒られました。。

授乳ははじまっていたものの、乳腺炎になりかけるほどの張り具合。はじめてのことだからわかんないんですよね、、。
でも、赤ちゃんは一泊入院。授乳ができない。
すると病院側から

「お母さんも延泊しますか?」

とのこと。初産婦は4泊5日の産院でしたが、延泊も可能だったので赤ちゃんと一緒に入院することに。
延泊で1万ほど必要だったけど、それより赤ちゃんへの授乳が心配だったので延泊を希望しました。

翌日、光線治療にて赤ちゃんの黄疸数値も下がり、無事に一緒に退院しました。

2人目の黄疸と授乳

第二子出産。女の子。3200gで41週で産まれました。

2人目の時は出産3日目から母乳がどんどん作られ授乳も順調。
が、今回も黄疸数値が高く、赤ちゃんだけ一泊入院することとなりました。

1人目の時は一緒に延泊したのですが、今回は上の子のこともあり、延泊はできない理由がありました。
問題なのは娘への授乳。パンパンに張ったおっぱい。車がなく、少し離れた病院に3時間おきの授乳にいくことも厳しい。
張ってきたら搾乳をしての繰り返し。それでもどんどん作られる母乳。痛くて痛くてたまりませんでした。
夜も眠れなくなるほど、リンパのあたりが痛い。おっぱい全体が熱く、パンパン…乳腺炎って陣痛よりも痛いって言う人がいるけど、まさにその気持ちがわかるほど。

娘の黄疸数値も気になるし、おっぱいの張りも気になるし…
産後の不安な気持ちの中でいろんなことを考えてストレスも溜まって、しんどかったことだけ記憶しています。

3人目の黄疸と授乳

そして3人目の出産。37週で計画分娩をし、2954gで出産。男の子です。

今回も気になっていた黄疸。入院中、看護師さんに
「黄疸数値どうですか??」
なんて、事前になんども聞いちゃいました。

経産婦なので3泊4日で退院。
退院検診でも黄疸には引っかからず無事2人で退院!

が…

出生5日目の赤ちゃん検診にて黄疸検査で引っかかりました。

今回は1人目2人目の時ほど母乳が十分に出ず、産後7日目でようやくおっぱいの張りをかんじるほど。
上の子達を母乳で育ててきただけあり、3人目も完全母乳で育てたい…
そんな思いから、ミルクは飲ませず母乳だけ与えていました。

でもそれがいけなかった…

光線治療で一泊入院。14あったビリルビン数値が7.9までぐんと下がったんですが、再検査でまた上昇(14に)。
助産師さんから

「体重もあまり増えてないけど…母乳だけ??ミルクは足してる?できるだけ水分を沢山あげてね。搾乳して哺乳瓶で飲ませるとか、ミルクを足してあげて」

と言われました。
完全母乳で育てる!と、意気込みすぎた。赤ちゃんのことだけ考えたら、今は黄疸数値を下げることが一番なんだ。ミルクをあげてしまうと、母乳の出が悪くなってしまうんじゃないかと、完全母乳のことばかり考えてしまってた。

すごく反省しました、、涙

その日から授乳は左右15分。
その後ミルクをたっぷり飲ませる毎日を続けました。

黄疸再検査の日。ドキドキしてたけど、無事に体重も増え黄疸数値も下がってる。
この調子でやっていきましょう!と医師から言われ一安心!

新生児黄疸の数値を下げるには赤ちゃんの代謝をあげてあげること

3度目の新生児黄疸で学んだこと。
とにかく赤ちゃんの代謝をあげるために、いっぱい授乳してミルクを飲ませてあげることが大事。

授乳では、母乳が十分に足りているか目に見えない。
だからこそ、赤ちゃんの寝つきが悪かったりぐずるようであればミルクを足してあげる。

黄疸の数値が上がると、赤ちゃんは寝ることが多くなります。
そのため、十分に水分補給ができないまま眠ってしまうことも…

私の場合、足りてない母乳を飲ませる努力に必死になりすぎて、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう時間を意識しすぎた。
おっぱいは赤ちゃんも吸うのに力が要る。そのため、十分に飲めていないまま眠りについてしまって、結果、あまり飲めていない状態が続いてしまってました。

3人目にして学んだこと。
完全母乳にこだわることはなにもない!
そうやって、自分と赤ちゃんにしんどい思いをさせてしまっていた。

新生児黄疸と母乳の関係。
その人や赤ちゃんの体質によっても異なりますが、何より大事なのは、黄疸数値を下げるためにお母さんが赤ちゃんの代謝をあげてあげること。それが一番です。

黄疸を乗り越え徐々に肌の色が白くなりつつある息子。
これからも無理せず、自分の体と赤ちゃんの体に合った授乳をしていきたいと思います。