妊娠で体重は増加します。平均で10kgほど。多い人で20kg増えた!という友人もいました。
妊娠後期にはいっきに増加してしまうので、助産師さんから「空気吸ってても体重増えてくよー!」なんてよく言われたものです。妊娠中の体重管理は産院からも徹底された人が多いのではないでしょうか。
出産後、赤ちゃんが産まれた分、体重は減るものの赤ちゃんを守るために体についてしまった脂肪を落とすのは簡単ではありません。
産後、妊娠前の体重に戻すには食事制限や運動が挙げられますが、とくに何もしなくても母乳をあげ続けていると自然に体重が元に戻った!というママが多いんです。それは、母乳をあげることでママの体から消費されるカロリーがとても大きいということ!私も2人出産した後、3ヶ月で妊娠前の体重に戻りました。
そんな産後ダイエットと母乳の深い関係についてまとめてみました!
目次
母乳によって消費されるカロリーってどれくらい?
授乳をすることでママの体からはカロリーが消費されます。赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうだけでカロリーが消費されるんです!
では、実際どれほどのカロリーが消費されるのか、調べてみました。
母乳100mlで60〜70カロリー消費
すごい!!運動で例えると、普通の速さで20分程度歩くことになります。
でも、母乳がどれほど出ているのかは目で確認することができないので、どれほどカロリーを消費しているのかは調べることができません。
また、赤ちゃんの大きさや母乳が出る量(乳管が開いているかどうかなど)によっても個人差があります。
例えば、生後1ヶ月の赤ちゃんが飲むと言われている哺乳量は650ml程度。
650mlの授乳で消費されるカロリーは350〜450カロリーです。そしてその量が、赤ちゃんが成長するにつれて増えていくので、赤ちゃんが成長すると共に、母乳もよく飲まれ、ママの体から消費されるカロリーもどんどん増えていくのです!
<実録>産後ダイエットに成功したママたちの記録
では、実際、母乳をあげることで産後ダイエットに成功したママたちに話を聞いてみました。
どんどん作られる母乳で2ヶ月で-7kg現象!
産後3日後から母乳が出始め、授乳をしなければ乳腺炎になるほど母乳がどんどん作られたAさん。
食べても食べてもお腹が空く。底なしの胃袋だったそうです。
そんな食欲旺盛の中で、体重はどんどん減っていきました。産後2ヶ月で-7kg現象。妊娠前よりも体重が落ちたそうです。
どんどん作られる母乳に対して、新生児の赤ちゃんが母乳を吸ってくれる量は少なめ。
その為、母乳がつまらないように(乳腺炎を避ける為)食事にはとても注意されたそうです。
といっても産後間もない体。買い物に行くのも1人じゃできないほど。
油物や糖分を注意しながらも良い母乳を出す為の食事を作るのはとてもしんどかったと言ってました。
母乳がいっぱい作られる…とても羨ましい話ですが、止まらずに作られる母乳でリンパが腫れて熱も出て、乳腺炎にもなり…出産よりも痛い経験をしたそうです。
体重が自然に落ちていくのはありがたいことだけど、乳腺炎の痛みを思えば、それはそれで別の悩みもあるのだなと思いました。
産後6ヶ月で-8kg減!妊娠前の体重に!
これは私の経験です。
2人出産し、どちらも、産後半年かけて妊娠前の体重に戻すことができました。
妊娠で増えた体重は12kg。
産後4kg(赤ちゃん・胎盤・羊水)現象。
産後1ヶ月は安静にしなければいけないので、寝て食べて授乳して…の繰り返しの毎日。
でも、気づけば1ヶ月で-2kg。
そして残りの6kgを半年かけて減らすことができました。
2人とも完全母乳。産後2日後から母乳が出はじめ、ミルクは一切飲ませませんでした。
運動もとくにせず、育児と在宅ワークだけで、半年間で元の体重に戻りました。
産後ダイエットは産後6ヶ月が勝負!?
産後ダイエットをするなら産後6ヶ月が勝負だと言われています。
その理由として、赤ちゃんは6ヶ月頃から離乳食がはじまるからです。離乳食がはじまると、当然、授乳量も減ります。
また、授乳だけに限らず、産後ダイエットに欠かせない骨盤矯正。
産後ゆるんだ骨盤を、産後すぐに矯正して固定してあげることで、体の代謝をよくすることができ、太りにくい体に改善することができます。
母乳あげてるけど体重が減らない原因とは?
まさに…3人目を出産した私が今直面している問題><
母乳をあげてるのに、全く体重が落ちないのは何故だーーーー!!!!
その原因はひとつ。
消費されてるカロリーに対して、摂取カロリーがかなり多かったということ(単に食べ過ぎてました…)
妊娠中、つわりがずっと続いて食べたいものが食べれないという毎日が続いていました。
また、大きくなったお腹で胃が圧迫され、食欲も落ちていた。その反動が産後にきてしまった。
何を食べても美味しい!
量もいっぱい食べれる!最高!!
気づけばご飯おかわり!お菓子に果物。何も考えず食べていました。
「2人目までは自然に体重が落ちていたのに…どうして落ちないんだろう…」
そう気づいたのは産後1ヶ月の検診。
体重測定で、退院した時と変わってないことに気づき、鏡に映る自分がおデブちゃんだったことを再確認;;
このままではいけない!と、その日からレコーディングダイエット(食べたものを記述し把握する)を開始したのです。そこで気づいたのが、自分が思っていた以上にカロリーの高いものを食べていたということ。
もし、母乳もあげてるけどなかなか体重が減らない!と悩んでる人がいたら、自分が日々食べている物を見直してみてください。原因はそこにあるはずです!
母乳だけにこだわらず、他も試してみてほしい!
母乳は必ずしも全ての人が順調に分泌されるとは限らないもの。母乳がでなくて苦戦するママも多いと思います。
「母乳が出ないから産後ダイエットするのが難しい」
なんて思わなくってもいい。他にも方法があるんです。
例えば、上記でもお伝えしたように、妊娠・出産で緩んだ骨盤。この体の軸である骨盤を矯正することで、体の中から痩せやすい体に改善することができます。
骨盤矯正には様々な方法がありますが、おすすめなのが、筋トレ!骨盤を元の位置に戻すには筋肉が必要です。
でも、筋トレってどんなことすればいいかわからない…という人がほとんどかと思います。
そんな時に、整骨院があります。
骨盤矯正を施術してくれる整骨院を探して通院すること!一番確実で近道だと思います。
私も2人目を出産後3年目にして(2人目)ようやく骨盤矯正開始しました。
結果、太りにくい体質にすることができました。
また、筋肉をつけることで血流もよくなり、冷えや便秘などといったトラブルも軽減することができました。母乳だけのダイエットよりも、今後生きていく中で大切な体作りができたと思います。
母乳でダイエットができればラッキー!くらいの軽い気持ちで、産後ダイエットするのが一番良いのかもしれないですね。
母乳でダイエットすることを意識するよりも、バランスのとれた健康的な食事の質と量を考えて授乳続けていれば自然と体重は落ちていくのかもしれません。
私も3人目を出産し、授乳でなかなか減らない体重にもやもやしていますが…産後1ヶ月から骨盤矯正に通院するのでしっかり体を整えていきたいと思います!